18世紀フランスで発明され、仏英両国で主として高貴な女性の私的外出に用いられた「ヴィクトリア」に倣った形状です。舟底形のボディ、径の違う前後輪、前輪後方の空間が「鶴の頸(クレーン・ネック)」の曲線を描く、曲面の泥よけ、といった特徴を持ちます。

共通事項

公道上の運行が可能です。時速は3.5~4km程度です。夜間運行も可能です。歩くぐらいの速さですがなめらかで、でも自転車より遅くてゆったりした時間感覚が味わえる不思議な乗り物です。

 ・3~4人乗り(大人)です。お子様でしたら最大5名様ぐらいが乗車可能です。

 ・ペットもご乗車いただけます。

・急坂と未舗装路は苦手です。

 

・交通量の少ない道では、お客様ご自身が手綱を取って運転することも可能です(馭者が補助いたします)。

・手綱さえお持ちになれれば、乗馬が難しい傷がいをお持ちの方でも運転いただけます。

 

・渋滞の原因とならない運行を心がけています(交通量が少ない裏道か、さもなくば追い越していただきやすい広い道を優先し、狭いのに交通量が多い道はなるべく避けています)ので、具体的なルートはご相談下さい。

・安全には十分配慮いたしますが、万が一の事故に際しては一切の責任は負いかねます。

・馬・馬車の故障等では途中で運行中止する場合がございます。時間相当分返金以外の責はご容赦ください。

 

 料金体系については 料金・出張費 をご覧下さい。

中軽井沢駅付近での運行

・中軽井沢北口から湯川ふるさと公園中流地区(遊具があるゾーン)入り口まで約20分、湯川沿いに中軽井沢駅まで戻ると一周約40分になります。

・中軽井沢駅からトンボの湯入り口まで約30分、千ケ滝プリンス通りを回って中軽井沢駅まで戻ると1時間強となります。

・中軽井沢駅・軽井沢駅間は、片道約1時間半かかります。

・中軽井沢駅・旧軽ロータリー間は、片道約1時間かかります。

 お客様ご判断のキャンセルの場合、厩舎出発後は料金の半額、ご利用開始後は全額のご負担をお願いします。
 馬の故障等で作業中止する場合がございます。時間相当分返金以外の責はご容赦ください。

 

↓旧軽井沢 サナトリウムレーン

↓旧軽ロータリー付近

その他地域での運行

・出張費をご負担くだされば、都市部を含め、関東・中部一円に出張可能です。

・各種イベント等での貸し切り運行にも応需いたします。

 記念行事やオープニングアクトでのパレード、社内イベント/集客のための無料乗車サービス、ウォーキングイベントで足の不自由なかたをお乗せする等はいかがでしょうか。

撮影にも応需いたします。馬も馬車も小さく小回りが利きますから、比較的せまい場所でも運行可能です。屋外だけでなくスタジオでの撮影、舞台等にも対応可能です。

 ただし、馬の動物福祉保護の観点から、屋内であっても26時や28時といった深夜の使役はいたしかねます。

 

・手綱さえお持ちになれれば、乗馬の鞍の上では座位が取れない傷がいをお持ちの方でも運転できますから、馬介在介入(馬介在療法・馬介在活動)にもご利用いただけます。前後席連動式ブレーキを備えていますので、公道運行の場合、後席の補助者がブレーキ(や警音器)を操作することが可能です。

 

 馬車だけのレンタルもいたします。

 お客様ご判断のキャンセルの場合、厩舎出発後は料金の半額、ご利用開始後は全額のご負担をお願いします。
 馬の故障等で作業中止する場合がございます。時間相当分返金以外の責はご容赦ください。

 

馬車の詳細

 開閉式の幌があります。フルオープン、屋根だけ、屋根と後ろ、屋根と横、屋根と後と横、屋根と後と横と膝掛け、が選択可能です。

 屋根と後ろだけ展開すれば、雨を防ぎつつも周囲の視界は得られます。

 幌を固定するのは伝統的なS字形の腕木で、思案点を超えて突っ張る形式です。 


 雨の日にはこのようなレインコートを着用させます。

 手綱の色を左右で違えているのは、万が一にも間違えないように、です。

安全装備

 法令に従い、警音器と制動装置を備えています。前照灯と反射器もあるので、夜間運行も可能です。

 法定装備ではありませんが、サイドミラーと方向指示器も備えています。
 前照灯と方向指示器は、プリン型とトマト缶と爽健美茶(旧)の底と自転車のライトの組み合わせにパワーLEDを組み込んだものです。


 ダッシュボードはこんなふうになっています。

 馬が「ダッシュ」してしまったときに足を突っ張って落車を防ぐための板が「ダッシュボード」の語源です。

構造

内部はこのようなフレーム構造となっています。

前輪は車椅子の、後輪はシティサイクルのもので、前後のサスペンションは(手頃なリーフスプリングが入手できなかったので)250ccのオートバイの部品です。

・一般向け、馬介在介入(馬介在療法・馬介在活動)向けを問わず、馬車の設計・製造に関するご相談にも対応いたします。